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ニュースリリース

映画『風の電話』
第70回ベルリン国際映画祭へ正式招待決定!
天国に繋がる電話に導かれた少女が辿る、出会いと再生の物語。
1月24日(金) 新宿ピカデリーほか全国順次公開

ブロードメディア株式会社
ブロードメディア・スタジオ株式会社

ブロードメディア株式会社の子会社ブロードメディア・スタジオ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 太郎)は、岩手県大槌町に実在し「天国に繋がる電話」として今も多くの人の来訪を受け入れているこの電話をモチーフにした初めての映画『風の電話』を1月24日(金)より新宿ピカデリーほか全国で順次公開いたします。
また、本作は第70回ベルリン国際映画祭(現地時間2月20日から3月1日まで開催)のジェネレーション部門に正式招待が決まりました。

今だから、伝えたい

2011年に、大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格さんが、死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから自宅の庭に電話ボックスを設置しました。この電話には、電話線は繋がっていません。しかしながら、東日本大震災以降、3万人を超える人々が、この場所を訪れています。どうしても話したい大切な人がいる。そこにいるのが当たり前だった家族に、さよならを伝えたい──。そんな悲しみを抱え生きる人々に、静かに寄り添うのが<風の電話>です。

難題と思われたこのテーマに挑戦したのは、『M/OTHER』を始め、『ライオンは今夜死ぬ』など日本だけでなく、フランスをはじめヨーロッパで圧倒的な評価を受けている諏訪敦彦監督です。主人公ハル役に、2015年よりモデルとして活躍する他、『おいしい家族』『ブラック校則』などでも注目の女優、モトーラ世理奈。ハルと行動を共にする森尾役には、『2/デュオ』以来22年ぶりに諏訪監督とタッグを組む西島秀俊、旅の途中でハルと出会い彼女に影響を与える重要な人物たちに三浦友和、西田敏行らが揃っています。

東日本大震災で家族を失った主人公のハルが、故郷の岩手県大槌町に行くために広島から旅を通じて<風の電話>にたどり着く。感動のロードムービーとして現場の空気感まで切り取り、ドキュメンタリーのように俳優たちの動きを映していく諏訪監督ならではの手法で、共に旅をしたような体験が、見る人の心に刻まれる珠玉の作品です。

【ストーリー】

17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。広島から岩手までの長い旅の途中、彼女の目にはどんな景色が映っていくのだろうか―。

憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平(三浦友和)、今も福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田敏行)。様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島秀俊)と共に旅は続いていき...。そして、ハルは導かれるように、故郷にある<風の電話>へと歩みを進める。家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に―。


当社は、今後も皆様と優れたエンターテインメント作品の懸け橋となれるように、努力とチャレンジを続けてまいります。


【作 品 情 報】

タイトル 『風の電話』
監督 諏訪敦彦
脚本 狗飼恭子、諏訪敦彦
音楽 世武裕子
出演 モトーラ世理奈、西島秀俊、西田敏行(特別出演)、三浦友和、
渡辺真起子、山本未來、占部房子、池津祥子、石橋けい、篠原篤、別府康子
製作年 2020年
上映時間 139分
配給 ブロードメディア・スタジオ株式会社
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会 
URL http://www.kazenodenwa.com/

【会 社 概 要】

社名 ブロ-ドメディア・スタジオ株式会社
代表者 橋本 太郎
所在地 東京都中央区月島1-14-7
設立 2000年8月10日
事業内容 外国映画及び外国テレビシリーズのテレビ放映権販売、日本語版制作(字幕・吹替)、
DVDビデオの権利仕入・発売・プロモーション、劇場配給、映画宣伝等
URL https://www.bmstd.com/