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橋本太郎
TARO HASHIMOTO
1982年慶應義塾大学経済学部卒業。野村証券を経て、96年財務経理部企業投資室長としてソフトバンク(現:ソフトバンクグループ株式会社)に入社。97年JスカイB取締役、98年日本デジタル放送サービス(現:スカパーJSAT株式会社)常務取締役(CFO)を歴任。2000年3月に当社代表取締役に就任し現在に至る。

ブロードメディアとは、当社の社名であり、当社の事業の総称です。broadband mediaの略語であり、既存メディアの枠を広げていくbroader mediaという意味が社名に込められています。

ブロードメディア・グループは、動画配信・放送・スタジオ・教育等を含めた広義の「コンテンツ」と、配信(CDN)やセキュリティー対策等を含めた広義の「技術」という2つのコアと、その「普及促進」の3つの領域で構成されています。

2つのコアには多岐にわたる複数の事業があり、「普及促進」の領域も含めて様々な変遷を経て、2023年4月から「教育」「メディアコンテンツ」「スタジオ・プロダクション」「放送」「技術」「その他」の6つのセグメントで事業を推進する体制になりました。

当社は「持続可能で、かつ倫理的な事業で成長する」と同時に「さらなる拡大と高い利益率をめざす(連結営業利益率10%、ROE30%)」ことを、2024年度からの当面の目標としています。この目標の達成に向けて、業績を牽引する「教育」と「技術」をさらに成長させることに加え、グループに迎えたdiv社とdivx社を含めた高収益な新規事業を創出して「独自の複合的な教育事業」を推進してまいります。また、平行して複数の既存事業については戦略的選択肢の検討を進めてまいります。

新しい目標の実現をめざす過程で、当社グループの事業推進体制はこれからも変化していくことになるでしょう。

当社は、厳しい時期を経て業績を回復させ、2021年度末には9期ぶりの復配を果たし、その後も積極的に株主還元を継続しています。2024年度以降、当面の間は総還元性向50%を目安とし、連結配当性向を30%~50%とすることを株主還元方針としています。

事業は利益を上げるだけでなく、人々や社会の役に立つことが目的です。事業に困難は付きものです。当社は、困難を乗り越えて持続可能でかつ倫理的なビジネスで成長をめざしてまいります。

2024年7月

橋本太郎