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トップメッセージ

橋本太郎
TARO HASHIMOTO
1982年慶應義塾大学経済学部卒業。野村証券を経て、96年財務経理部企業投資室長としてソフトバンク(現:ソフトバンクグループ株式会社)に入社。97年JスカイB取締役、98年日本デジタル放送サービス(現:スカパーJSAT株式会社)常務取締役(CFO)を歴任。2000年3月に当社代表取締役に就任し現在に至る。

ブロードメディアとは、当社の社名であり、当社の事業の総称です。broadband mediaの略語であり、既存メディアの枠を広げていくbroader mediaという意味が社名に込められています。

ブロードメディアは、動画配信・放送・スタジオ・教育等を含めた広義の「コンテンツ」と、配信やセキュリティー対策等を含めた広義の「技術」という2つのコアと、その「普及促進」の3つの領域で構成されています。2つのコアには多岐にわたる複数の事業があり、当社はその大半をこれまで子会社を通じて行ってきました。

それを今回大きく見直し、2020年4月から100%子会社6社をブロードメディア本体に吸収合併することで7社を1つに統合しました。当社は今回の新体制を中長期戦略のStage 6として位置付け、さらなる発展をめざして事業間の垣根(別会社としての壁)を取り払い、事業の連携を強化してまいります。また、子会社がそれぞれに行ってきたガバナンスやコンプライアンス対応を名実ともに一元化して、「1つのブロードメディア」、”One Broadmedia”を追求してまいります。

ブロードメディアの「コンテンツ」として育成した事業の中に、株式会社立の通信制高等学校の運営(教育事業)があります。当社は独自の視点で、あえてコンテンツ事業の既成概念には含まれない教育事業をコンテンツ事業と位置付けています。早いものでルネサンス高校創立から15年が経過しますが、最近になってSDGs(持続可能な開発目標)への理解の広がりとともに、補助金がなくても持続的に発展が可能な「株式会社立の通信制高校」への理解が広がっています。今後は日本語教育、eスポーツ教育、プログラミング教育等の独自の教育サービスも展開してまいります。

また、クラウドゲーム事業はブロードメディアの「コンテンツ」と「技術」の両方のコア領域にまたがる事業です。当社は、多くの国際特許を取得しているGクラスタ技術の事業化をクラウドゲーム事業として推進してきました。長い間、安定的な成長ステージの手前に横たわる「深い溝(キャズム)」を越えられずに苦しんできましたが、ここに来て再度クラウドゲームが脚光を浴びるようになり、それと同時に5Gネットワークとエッジ・コンピューティングの組み合わせによる大きな可能性が見えてきました。当社は大手ゲーム会社や通信事業者との提携関係をこれまで以上に深化させ、既に事業を展開する日本やフランスから5Gネットワーク向けにクラウドゲーム技術を提供してまいります。その先にはローカル5Gやeスポーツへの展開が控えているので、先ずはクラウドゲーム事業が早急に安定的な成長ステージに到達することをめざします。

当社は統合を機にセグメントを変更いたしました。
「コンテンツ」セグメントを発展的に解消し、「教育」を個別のセグメントとして独立させ、クラウドゲーム事業はクラウドソリューション事業部として「技術」セグメントに組み込むことにしました。
また、成長著しいデジタルメディア事業を、これまでの「スタジオ」セグメントに吸収させて、新たに「スタジオ・コンテンツ」セグメントとして再編しました。
子会社である釣りビジョンは、引き続き独立した「放送」セグメントとなります。
「コンテンツ」と並ぶコア領域である「技術」は、独立した「技術」セグメントとしてCDN・デジタルシネマ等の配信技術サービスで成長してきましたが、同時に「コンテンツ」領域を支えるミッションも担っています。そういう背景があり、今回の統合では前述のクラウドゲーム事業と、「ネットワーク営業」セグメントを、「技術」セグメントに取り込みました。「技術」セグメントは引き続きコアとしての「技術」領域の成長と、「コンテンツ」領域の成長支援の両方を担うことになります。

当社は、統合による業務効率の改善と、独自性の高い事業の協業により、更なる成長をめざします。また何よりも管理部門の統合による”One Broadmedia”のガバナンスが、しっかりと機能するように努力してまいります。

2020年4月1日

橋本太郎