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社長インタビュー

2018年12月
代表取締役社長 橋本 太郎(CEO)


釣りビジョンの架空取引被害と対応状況について

2018年1月に発覚した架空取引被害について、あらためて株主の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
本件発覚後に実施した社内調査委員会/第三者委員会による調査の結果、委託先の映像制作会社による詐欺行為であり、当社グループ内に加担した者が存在する事実は確認されませんでした。また、7月には、過年度を含めた全ての決算訂正を完了し、8月に東京証券取引所へ「改善報告書」を提出いたしました。現在、再発防止に向けた改善措置を実行し、全社的なガバナンスとコンプライアンス体制の強化を行っております。


その後の対応ですが、すでに刑事手続きとして、警察・検察にて捜査を行っていただいております。また、民事手続きとして、損害の回収を図るため、裁判や個別交渉による対応を慎重に行っております。
さらに、釣りビジョン社は消費税や法人所得税の更正手続きも進めており、引き続きしっかりと対応を進めるとともに、損害の回収に努めてまいります。

2018年度上期の業績について

前年同期に比べて売上高は7%増加しましたが、架空取引被害の関連費用に約1億5千万円が発生したことなどにより、営業損失、経常損失、純損失を計上しました。この関連費用が発生しなかったと仮定すると、営業損益、経常損益ともに黒字となっており、前年同期と比べると収益の改善が進んでいます。事業別のセグメントで見ると、放送とスタジオは減収となりましたが減益はスタジオのみで、放送(釣りビジョン)は増益となりました。全体的に見ると業績が回復しつつある状況です。

各事業の進捗と展望について

まず、コンテンツセグメントについてお話しします。教育サービスは、入学生徒数が増加し堅調に推移しています。高等学校では初となる「eスポーツコース」をはじめとした新規コースの開講や、新キャンパスの開設など、生徒たちの夢の実現に向けたサポート体制を引き続き充実させていきます。
また、クラウドゲーム事業では、Gクラスタ技術を活用したプラットフォームの提供を通じて、提携関係の強化と新たなサービスの構築に向けて継続的な開発を進めております。なお、投資先であるポケット社におきましては、この11月にN i n t e n d o S w i t c h ™ 用ソフトとして『Overcooked®2 パッケージ版』の販売を開始し、12月20日に『加藤一二三九段監修ひふみんの将棋道場』の発売が決定しております。
デジタルメディアサービスのクランクイン!は、コミック、映画、エンタメニュースを融合させたサービスにより利用者数が増加しており業績の改善が進んでおります。


次に技術セグメントですが、この10月に制作会社、ポスト・プロダクションや放送局向けの大容量ファイルの高速配送システム「ブロードメディア®CDN ストーク」の提供を開始しました。最初のユーザーとして、日本テレビ様にご採用いただき、国内外で動画やポスターデータなどの大容量ファイルの送受信にご利用いただいております。今後は利用者の拡大とともに、新たなソリューションやサービスの提供に努めてまいります。


最後にネットワーク営業ですが、ブロードバンド回線の販売が好調に推移し、売上高は前年同期比で150%、営業損益も黒字に転換しました。しかしながら、現状の傘下代理店統括ビジネスは伸び悩んでおります。そうした中で今後の成長を目指して新たにテレマーケティング事業を行うブロードメディア・コミュニケーションズ株式会社を10月に設立しました。この会社はテレマーケティング事業を行っているトライバルユニット社とのジョイントベンチャーで、双方のノウハウを活かすことで、来期からの収益化を目指してまいります。

株主の皆様へ

2018年度の連結業績予想は、第2四半期まで売上高・損益ともに概ね想定通りに進捗しており、据え置きとさせていただきます。なお、釣りビジョン社の架空取引被害に係る損害の回収や税金の更正手続きによる還付は、総額や時期が未定のため、業績予想には織り込んでおりません。

下期につきましても、引き続きグループのガバナンスとコンプライアンス体制を強化して持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。また、各セグメントにおいて、新たな挑戦とさらなる収益機会の創出による収益拡大を目指し、早期に株主還元ができるように努めてまいります。株主の皆様におかれましては、引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。