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社長インタビュー

2025年6月
代表取締役社長 橋本 太郎


平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2024年度の業績は、「教育」と「技術」の既存事業が概ね好調に推移した一方で、div社/divx社が売上増加に寄与したものの利益を押し下げ、全体としては増収減益となりました。また純利益は、「メディアコンテンツ」の事業譲渡や、「スタジオ・プロダクション」において資産の減損処理を行ったこと等により特別損失を計上したため、大幅な減益となりました。
2024年度の業績が、増益予想から一転して減益となりましたことを深くお詫び申し上げます。反省すべき点を反省し、2025年度のV字回復をめざしてまいります。

2025年度の業績予想は、増収増益を予想しています。売上高については全てのセグメントで増収を見込みます。利益面については、「教育」の既存事業は新設校の開設に向けた先行費用を織り込むことで前期と同水準を見込んでいますが、「スタジオ・プロダクション」は受注が回復して黒字化し、「放送」も若干の増益を予想しています。「技術」の既存事業は引き続き好調に推移することを見込みます。また、div社(教育)における大幅な赤字圧縮と、divx社(技術)の通期黒字化を予想しています。


当社は“持続可能で、かつ倫理的なビジネスで成長する”ことに加え、“さらなる拡大と高い利益率をめざす”(連結営業利益率10%、ROE30%)ことを表明しています。当社は「教育」と「技術」の会社に大きく変わることでそれが実現できると考えています。
その実現に向けて、現在「放送」と「スタジオ・プロダクション」の戦略的選択肢の検討を進めています。戦略的選択肢の検討の結果によっては、2025年度の業績予想は今後大きく変わる可能性があります。

2024年度の配当は、これまで1株当たり40円としておりましたが、将来の財務状況等を総合的に勘案し、より積極的な株主還元を行うことが可能と判断したため、1株当たり50円とすることといたしました。引き続き成長のために必要な投資とのバランスを考慮しつつ、株主還元を実施してまいります。


当社は取締役会の監督機能の強化によるコーポレート・ガバナンスの充実の観点から、2024年度より監査等委員会設置会社になっております。 また、今回の株主総会でのご承認をもって、独立社外取締役が過半数を占める取締役会の体制となり、今後もそれを維持していく方針です。2025年7月には、任意の指名・報酬委員会及び任意の戦略検討委員会の設置も予定しており、経営の透明性および監督の客観性を確保し、さらなる企業価値の向上を図ってまいります。

株主の皆様におかれましては、引き続きご支援とご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます。