トップメッセージ

- TARO HASHIMOTO
- 1982年慶應義塾大学経済学部卒業。野村証券を経て、96年財務経理部企業投資室長としてソフトバンク(現:ソフトバンクグループ株式会社)に入社。97年JスカイB取締役、98年日本デジタル放送サービス(現:スカパーJSAT株式会社)常務取締役(CFO)を歴任。2000年3月に当社代表取締役に就任し現在に至る。
ブロードメディアとは、当社の社名であり、当社の事業の総称です。
「ブロードバンドの時代に、コンテンツを独自の視点で提供する」ことで、より豊かなコミュニティーの発展に寄与したいと願っています。
独自の視点によるコンテンツの提供には、コンテンツそのものだけではなく、配信技術やネットワークの活用、サービスの普及促進といったトータルな取り組みが重要です。「ブロードメディアは、それを全部やり、メディアの枠を広げていく。」そういう意味が社名に込められています。
実際に当社グループの事業は、コンテンツ、配信技術サービス、普及促進の3つの領域に深く関係しています。たとえば無関係なようでいて、通信制・単位制高等学校という教育事業も立派なコンテンツサービスであり、ブロードメディア事業だと考えています。
クラウドゲームも、同じ思いに基づいて育成してきました。Gクラスタ技術と出会ってから既に10年を超える時間をかけてきました。まだまだですが、ようやく今期実現したスマホやタブレットへのシフトにより、Wi-Fiを通じて当たり前のようにクラウドゲームで遊ぶ時代になったと思います。この先、新しい作品や機能が充実することで、クラウドゲームならではの面白さを実感していただけると思います。また、テレビ、スマホ、タブレット等の複数の端末で遊べること(マルチデバイス化)で、いつでもどこでもクラウドゲームを楽しんでもらえるようになります。マルチデバイス化は、クラウドゲームだけではなく、当社グループの多くのサービスの重要な課題です。VODサービスにおいても、教育事業においても、放送事業においても、さらにしっかりと取り組む必要があります。
数ある当社グループの事業の中で、現在もっとも潜在成長率が高いと考えているクラウドゲーム事業を伸ばすことは、当社の企業価値の増大に直結する喫緊の課題です。引き続き同事業に経営資源を集中し、早期の事業基盤の確立をめざしてまいります。
2015年8月1日